お肉の質にこだわりました。
私の”松阪牛”との出会いは、18歳の時に勤めていた会社での歓迎会で松阪牛のすき焼きを食べた時なんです。
「なんて美味しい肉なんだろう」と魅了され、「本場・松阪で肉料理を学びたい」と18歳の時に歓迎会があった感動の松阪の老舗肉料理店で修業に入りました。そこで十数年、肉の良し悪しを見分ける目をしっかり養い、ふるさとの鳥羽でも本場の松阪肉のおいしさを知ってもらおうと「肉料理まつむら」をオープンしたのが35歳の時です。
三重県の中でも鳥羽市は魚介が美味しいことで有名です。だからこそ、この地元であえて美味しいお肉を、良心的な値段で提供したいという信念一筋に現在に至っております。
仕入れは、修業時代からのお付き合いで、毎日新鮮な松阪肉をはじめとし、高級黒毛和牛を直送してもらっています。切るまでは肉質は分からないので、時には包丁を入れた後で返品することもあります。
この道45年の確かな目で選び抜いた極上肉のお料理をじっくりとご堪能くださいませ。
店主 松村
松阪牛とは
松阪牛の肉質が柔らかく口当たりが良い理由は、未経産の雌牛のお肉にこだわっているからです。
松阪牛は、黒毛和牛の優秀な血統で、7~8か月の子牛を導入し、松阪牛個体識別管理システムに登録します。
そして入念な管理のもと厳選された飼料を与え、1頭1頭ひとつの部屋で手塩にかけて育てられ、血行を良くし皮下脂肪をまんべんなく付けるためのマッサージや、食欲増進の為にビールを与えたりと、肉質を向上するための努力が続けられます。様々な努力により、霜降りが極め細かく入り、肉質がやわらかく、しかも脂肪分に甘みのある風味豊かな肉の芸術品が誕生します。
当店では、松阪牛証明書の写しを商品と一緒にお届けしています。
松阪牛のおいしさの秘密

甘く上品な香り
美味しさを決める要素の中で「香り」の果たす役割は大きくなっています。
松阪牛は、熱を加えた時の香りが上品で、甘くコクがあることが特徴です。
適度な時間、適度な温度で加熱すると最も強く感じられるため、すき焼きやしゃぶしゃぶで食べると美味しさがより引き立つとされています。

ヘルシーで良質な脂肪
美味しさの表現として「とろけるような味」や「滑らかな舌触り」があります。これは、脂肪の質が影響されると言われています。
松阪牛は、悪玉コレステロールを低下させ血液をサラサラにする効果があるとされている「不飽和脂肪酸」を豊富に含んでいるヘルシーなお肉です。不飽和脂肪酸には抗酸作用があり、適度な摂取をすることで生活習慣病などの予防効果が期待されています。
不飽和脂肪酸は融点が低いため、口に含むと脂が溶けて口当たりが良くなり、より美味しく感じられるのです。

すぐに溶けてまろやかな食感
上記のように、松阪牛は不飽和脂肪酸の比率が高いので、同じ和牛の中でも融点が低く、舌触りが良く、とろけるような食感となり、美味しさが引き立ちます。
松阪牛の中には手のひらに乗せただけで溶けだしてしまうほど融点の低いものもあります。
